ひと
佐藤部長と考える我が社の今とこれから
メンバー
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佐藤 政浩
土木事業部 土木計画部長
(専門役)
聞き手・ナビゲーター
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関 孝文
土木保全部 -
佐々木 薫希
土木計画部
社員の所属・記事内容は、記事公開日当時のものです。
これまでのご経歴
1982(昭和57)年に旧日本道路公団に入社して、最初の勤務地は新潟建設局でした。ちょうど米山〜柏崎、小出〜越後川口間が開通した年で、新潟県内は高速道路の建設ラッシュでしたね。その後「北海道」と希望を出すも叶わず(苦笑)、東海・関西・関東・東北の工事事務所や管理事務所勤務を経験しました。実は、生まれは直江津で、幼稚園の頃には群馬に引越したのですが、巡り巡って、2011(平成23)年に、約40年ぶりに新潟に戻って来られたのは、故郷に帰ってきたような気持ちでうれしかったですね。また、こうやって定年退職後に転籍させていただけたこともありがたく、縁を感じています。
初出向時に驚いたスマートな仕事の進め方
もう12年も前の話ですが、よく覚えていますよ。うれしかったのは、40年前にお世話になった先輩方と再会できたこと。NEXCO新潟支社よりも、エンジ新潟の方が知り合いが多く、心強かったです。
もう1つ驚いたのは「スマートな仕事の進め方」ですね。
勤怠管理や社内申請、受発注の手続きに至るまで、ほとんど紙ベースではなくなっていたのです。当時はまだNEXCOでも紙が主体だったので、すごくスマートだな、と。どうやら、エンジ新潟の前身の会社時代から導入していたそうですね。そしてこれが、現在のNEXCO東日本グループで使っている、「総合管理システム」の大元になっている。素晴らしいことですよ。
当社におけるDX推進とAI
私もDX推進チームのアドバイザーという立場なんですが、とにかくDXは社会的に大きな流れなので、まずはこの流れに乗る、という点において大切な取り組みだと思っています。
そして、考え方のポイントとしては、今までの仕事のやり方がスタンダードだと思わずに、「新しい技術を活用して、もっと簡単に短時間で、付加価値の高い仕事ができないか?」と考えること。例えば、今までの業務フローが「マンパワーを基本にしたもの」だったら、それはもう時代遅れってことですよね。
同じように、AIも新しい技術の1つで、AIを使いこなすのは我々。「こんなことはAIでできるんじゃないか?我々はもっと付加価値の高いことをしよう」と考える。AIに使われるのではなく、AIを育てる。そのために、情報を得続ける努力も、我々に求められることでしょうね。
「ブラエチゴ」とは…?
よく見つけたね!それ、社内で2・3人しか知らないよ(笑)。
見たのは、この資料だね。「ブラタモリ」っていう番組あるでしょう?あれの新潟版。あの番組は、地質や地形など、結構土木に関連する話もたくさん出てくるんですよね。なので、同じように新潟県内をみんなで出掛けてフィールドワークしたいな…と思って企画したものです。新潟県の地形・地質を学ぶ「ジオエチゴ」、食を堪能する「フードエチゴ」、文化に触れる「カルチャーエチゴ」っていう3つがあるんだけど、実は、企画倒れ寸前なので、ぜひ一緒に声を上げてください(笑)。
自己管理と自己研鑽のススメ
専門分野のスキルは、仕事の経験を積んでいくことで向上していくので心配しなくて大丈夫。それよりも、若い方々には健康管理という「自己管理」と、将来の自分の姿を思い浮かべて、そこへつながることへ投資する「自己研鑽」を心掛けてほしいと思います。10年後・20年後、どう生きていたいか?を考えて、今できることをする。とにかく、悔いのない人生を歩んでいただきたいです。