緊張感ただよう管制センターは、他社との連携も肝【施設制御室 制御監視課】

メンバー

  • 塩原 徹さん(31歳)
    施設制御室 制御監視課

  • 田中 康夫さん(54歳)
    施設制御室 制御監視課 主任

社員の所属・記事内容は、記事公開日当時のものです。

今回は施設制御室のおふたり、現職4年目の田中さんと2年目の塩原さんです。当社の中でもひときわ緊張感漂う職場、施設制御室。普段なかなか知ることができない、管制センター内での他社との連携についても伺いました。

自己紹介をお願いします。

田中:田中康夫です。平成4年に入社し、湯沢・上越・長岡などで施工管理や保全管理の仕事をしてきました。管制センターでの仕事は、約10年前にネクスコ中日本の八王子道路管制センターで勤務したことがあり、今もその時の経験が役立っています。

塩原:塩原徹です。平成27年に入社し、湯沢管理事務所での勤務を経て、昨年4月にこちらの制御室に異動になりました。

制御室でのお仕事はどうですか?

塩原:2年目なので少し慣れましたが、つくづく高速道路の設備の多さに驚いています。

田中:管内全ての設備をここで監視・制御していますからね。数の多さはもちろんのこと、同じ目的の設備でも設置場所・地域によって種類が違ったり、設備の更新等によって内容がどんどん変わっていくので、私たち管理する側のアップデートや情報管理が大変です。

大変な状況の中、工夫されていることはありますか?

田中:今では何でも「電子データで保管」ですが、大事なところだけは自分でまとめて出力し、手元に置いておくようにしています。

塩原:「虎の巻」ですね!(笑)私も教えていただき同じようにしています。電子データを探すよりも早いですし、まとめることで自分の頭にも入るので非常に助かっています。

管制センターにいらっしゃる他社の方々とはどのような連携を?

田中:当社以外にもネクスコ・サポートさん、警察さん、道路交通情報センターさんがいますが、統括指令をリーダーとした「管制センター」という1つのチームとして、会社の枠を超えて助け合っています。

塩原:有事の際はもちろんのことですが、日常的にも助け合っているところがあります。例えば、ネクスコ・サポートさんが現場でお客様対応をしやすいようにトンネル内の明かりをつけたりなど、小さなことから大きなことまで助け合っていますね。このような他社との連携を通して、高速道路全体を見ることができる職場だと思います。

お互いの普段の印象は?

田中:一言でいうと「真面目」。そして何でもそつなくこなしてくれる頼りになる後輩です。特に私が作ろうかな…と思っていた資料を、あっという間に期待以上の完成度で仕上げてくれたりするなど、大変助かっています。

塩原:一言でいうと「キッチリした方」で、OJT担当者としてキッチリとご指導くださいました。またいつも相談しやすい雰囲気を作ってくださり、着任当初から心身共に支えていただいています。

塩原流 仕事の流儀

「できる!」と思ったことは率先して手を挙げる・やる

まだ私がひとりでできることは限られていますので、「これはできる!」と思ったことは率先して手を挙げ、やるようにしています。以前も「あると便利かなぁ」と思った資料を作り、田中主任を始め管制センターの皆さんが「いいものを作ってくれたね」と言われ、活用していただけたときは非常に嬉しかったです。

人に頼るのも仕事

これは1年目に自分ひとりで仕事を抱え込んでしまったことの反省からなのですが、「分からないことは聞く」「自分がやろうとしていることを周りの人に伝える」を心掛けています。田中主任からも「人に頼るのも仕事。頼って教えてもらって、それを次へ伝えればいいんだよ」と言っていただき心強いです。

これからこうなりたい!

まだ知らないことだらけで学ぶことがたくさんありますので、目の前の仕事をひとつひとつこなして、経験を積んでいきたいと思います。着任当初から田中主任が私の心の支えになってくださっているように、私も次に来る人の支えになれるよう頑張ります。

田中流 仕事の流儀

「仕事に慣れた」か「仕事ができるようになった」か

簡単に言うと「初心忘れべからず」ということなのですが、特に「仕事に慣れた」ということを「仕事ができるようになった」と勘違いすることが怖いと思っています。常に正しい操作・制御ができるように、我が子にも口酸っぱく言っているこのことを、自らも肝に銘じています。

メモは財産の基になる

昔、私が書いていたメモが唯一の証拠・情報源となり助かった経験が何度かありましたので、今でもメモをとるようにしています。メモの内容は「出来事とそれが起こった時間」です。 また後日メモを元に資料をまとめることで、知識として自分の頭に、資料として形に残るので、「メモは財産の基」と言えるのではないでしょうか。

これからこうなりたい!

私が入社した当時の上司がいまして、その方の背中を追いかけています。有事の際も落ち着いて的確に行動をとられる姿、上司としてキチンと教えてくださる姿、その両方が私のお手本です。しっかりと引き継いでいきたいと思います。

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