“高速道路点検診断資格取得者つながり”のハナシ

メンバー

  • 石塚 昭則
    上越道路事務所 施設保全点検課 課長

  • 縄 光喜
    長岡道路事務所 副所長

  • 阿部 政之
    長岡点検事務所 調査課 課長

  • 渡邉 圭
    上越道路事務所 施設施工管理課

  • 山田 宝良
    長岡道路事務所 施設保全点検課

  • 天野 裕久
    技術推進部 品質安全管理課 課長代理

※役職は取材日2022年9月21日現在のものです。
※写真撮影時のみマスクを外しました。

今回は当社の業務に欠かせない高速道路点検診断資格、「高速道路点検診断士」と「高速道路点検士」の資格取得者6名の方にお集まりいただきました。いずれも受験には実務経験が必要ですが、土木管理課・施設管理課でそれぞれ管理しており、受験資格条件を満たした社員には個別に案内をし、受験を推奨しています。
受験に当たっては、先輩方の体験談も重要な情報になると思います。この座談会も、ぜひ参考にしてください。

2016年誕生の新しい資格

皆さんがお持ちの資格について簡単に教えていただけますか?

縄:2016年に始まった、まだ新しい民間資格です。点検に関する知識や技術をより正確に身に付けられるため、開通から30年以上経過し老朽化が進行する高速道路の「より正確な点検」に役立ちます。

皆さんは、自発的に資格を取得されたのですか?

一同:いや、業務命令です(笑)。

縄:私はこの資格ができてすぐの頃に本社にいて、この業務命令を出す側、受験するようにと促す側だったので説明しますね。資格ができた時、今後は業務が有資格者不在では実施できない内容に変更になることが分かったので、「各事務所3年以内に診断士・点検士の取得」を目標とし、受験資格のある人にはみんな受けてもらった…という経緯があります。もちろん私も受験資格者だったので受けたのですが、勧めている側なので落ちるわけにはいかず、ものすごいプレッシャーの中で合格しましたよ(笑)。

試験内容は択一と記述式土木は実技もあり

試験はどんな内容なんですか?

阿部:受験する資格や、受験時にすでに持っている資格によって内容は異なるのですが、択一式の筆記試験と記述式(論文)の試験があり、土木だけは現場での実技試験があります。

石塚:え?土木は実技あるの?

天野:あるんですよ。実際に現場に行って、野帳に記入する試験が。

施設一同:へぇ〜!

どんな風に役立っている?

資格を取得されたことで、実際の業務にはどんな風に役立っているのでしょうか?

山田:私は資格を取得した後、今年の4月から長岡道路事務所の施設保全点検課に異動になりました。施設構造物点検の知識をトータルに学んだおかげで、点検時の変状の判定等が行いやすくなったと感じています。

渡邉:今の部署では直接点検を行うことはないのですが、この資格を取得したことで支柱等の構造物に関する知識が深まり、担当工事における鋼材類の材料検査時に、亀裂や破断といった変状が発生しやすい溶接部を、より注意して確認するようになりました。

石塚:実感が伴っていて、いいねぇ。我々診断士になると、総合的に判断する力が試されるので、保全管理全体に共通する業務の進め方や点検手法や知識を得られたことが役に立っているのかなと思います。

勉強は少しずつでも継続的に

天野:皆さん、勉強はいつどうやってやっていましたか?うちは子どもが小さくて、特に休みの日は勉強時間の確保が難しくて…。

縄:朝5時から1時間!と決めて毎日やるとかね。少しずつでも継続的にできる方がいいよね。勉強って一度ストップしちゃうとつらいから、少しずつでも継続する方が楽だよ。

天野:やっぱりそうですよねぇ…。

阿部:我々土木は、この先もRCCM※や技術士取得を目指すようにと勧められるので、これからも継続して勉強することが大切ですね。

※RCCM:シビルコンサルティングマネージャ(Registered Civil Engineering Consulting Manager)のこと。土木工事に関わる専門職としての知識や技術に長けた「管理技術者」・「照査技術者」として、土木・建設コンサルタント業務に必要とされる人材を認定する民間資格。

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