ひと
施設事業部長に尋ねる、エンジ新潟の今とこれから
メンバー
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臼井 智徳
常務執行役員 施設事業部長
聞き手・ナビゲーター
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臼井 光瑠
施設事業部 施設設計課 -
内山 雄太
施設事業部 施設設計課
社員の所属・記事内容は、記事公開日当時のものです。
出身は埼玉県新潟勤務は2度目
はい、いいですよ。私は1993年( 平成5年)に日本道路公団に入社して、今年で28年です。出身は埼玉県。ここエンジ新潟への転勤が12回目の異動です。1〜8回目までは東京や埼玉で、9回目に初の新潟勤務。新潟支社の道路事業部に施設課長として着任しました。その後東北支社の「十和田管理事務所」に行きました。ところで「十和田湖」って何県にあるか知ってる?
十和田湖はね青森県と秋田県、両県にまたがってるの。そしてこの「十和田管理事務所」は秋田側。十和田湖までは車で1時間弱くらいのところにあって、冬はマイナス20度くらいになるところなんだよ。
地元の人からは「マイナス20度を経験しないと、ここから異動はないな」って言われてたよ(笑)。暑いよりは寒い方が好きだから、そんなに苦ではなかったかな。
NEXCO東日本施設課長時代大変だった出来事
そうですね。1年4カ月という短い期間でしたが、危機管理業務に関して、本当にいろいろ経験させてもらったと思います。
2019年の秋に千葉県に大きな被害を出した台風15・19号の時かな。広域停電やスマートICの冠水も起こって、その対応で一晩防災当番。まさに危機管理の部署としての仕事の大切さを、肌で感じられた1年4カ月でした。本社の管理事業本部は、このような「危機管理対応」が重要な任務ですからね。
社員に期待することと勧めたい「2割」のこと
若い人が増えたよね。当時の若手が今では働き盛りの重要な戦力・中堅社員になっている感じ。
皆さん日々の業務に効率的に、そして真剣に取り組んでいる人が多いように思います。それに付け加えて期待したいのが、新潟支社や管理事務所と対等な立場であるという意識で、NEXCO東日本を支えるエンジ会社として、受け身にならず、積極的に周囲を巻き込んだ仕事の進め方を心掛けてほしいです。
あとは「自分でやりたいこと・チャレンジしたいこと」に2割くらいは取り組めるような職場にしたいと考えています。私たちは会社からお給料をもらっているから、「やらなきゃいけないこと」がほとんど。でもそれだけじゃつまらないからね。これも意識してほしい。2割は自主的に取り組む業務を入れる。数年前から部で取り組んでいる「設計力の維持・向上」に対する取り組みも、その2割になるといいよね。
学会に積極的に参加する2つの理由
よく知ってるね!学生時代から参加していた「電子情報通信学会」に今でも参加しています。
大きな理由は2つかな。1つは学生の皆さんに「高速道路の仕事にも、機械・電気・通信などの施設部門の仕事があること」を知ってもらうため。鉄道事業に同じような施設部門があるのはだいだい想像がつくけど、高速道路事業は想像しにくいからね。私たちが事業従事者として学会で発表をすれば、学生さんの間にも理解が深まり、リクルートにも効果的かなと。現に同じ学会にいた新大生が当社に入社してるしね!
もう1つはさっきの「2割」の話。私にとって「やりたいこと」なんだよね。だからこれからも続けていきたい。